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夢・CoCoハウス

 
石垣島移住

その4: 夫の了解

人生はじまって以来の、自身の身に起こった大事件と入院。
ようやく退院したあとは、のんびり。
トラウマが有るとは思いたく無いが、海は眺めるだけで、泳ぐ気持ちにもなれない。

あるときは、野外コンサートで締めのカチャーシーの輪に加わったのだが、息が切れて、貧血を起こしそうになり、まだまだ本調子じゃないのねと、痛感した。とにかく、無理せずのんびり行こう!
でも、仕事は・・・見つけないとね。

困ったときのハローワーク。
あったあった♪
病院勤務の希望職種。オホホ。
日ごろの行いが良いからだわぁ〜♪
うわぁ、2件もある。なんて素晴らしいでしょう。
係りのお姉さんが手馴れた風で連絡をとってくれたのに、一件目は年齢制限でNG。トホホ。
わかってはいたものの、ちょっとショックだったわ。
電話口で即断わるなんて、そんなの、違法じゃないの?
そりゃ、若い子がいいかもしれないけれど、若さじゃカバーできない部分もあるのよー。なんで、わかってくれないのかしら?
なんて、ここで訴えてもね(笑 
私には、もう一件チャンスが残っているのよー♪

電話連絡すると、すぐにでも面接をですって。
『あまりにも早すぎる!!せめて、履歴書を書く時間がほしいわぁ』

面接は、午後にして頂き、大急ぎで宿に。
少し興奮気味に履歴書を書き始めた。
空欄部分にもぎっしりとアレもこれも出来るだけ丁寧に、出来るだけ多く思いのたけを書いた。面接ではトントン拍子に話がまとまり、12月からの採用が決定!

あっという間の出来事って、こういうことを言うのかしら?
ホント、狐につままれたような気分。
面接終了後には、病院内を案内して頂いた。
広い食堂から竹富島が一望でき、まるで泳いでいけそうな距離に見える。

青い空、青い海。石垣島で働けるんだわ。


私の胸は躍っていた。
就職が決まってすぐに、夫を始め友人達にメールを送った。
友人達からは、
「おめでとう!夢への第一歩。」
などと返信があったのだが、夫の反応は、厳しいものだった。

単身石垣に移住してしまう現実を突きつけられて
戸惑ったのと同時に
来年こそは、正月に一緒に実家に帰ろうと約束していたのに、
勝手に就職を決めてしまったことを怒っているのだ。

「一体全体何を考えているんだ。正月には一緒に実家へ里帰りすると言っていたのに話が違うじゃないか。一人で勝手に決めてしまって、話し合いが必要だ。すぐに連絡してくれ。」
との事。怒るのも当然である。 病院に連絡を入れ、
就職までの時間を少し伸ばしてもらった。
翌日夫に、厳しい就職の現状と2週間の猶予をもらった事と、自分の気持ちを切々とメールに託して送った。
夫からは、
「絶対に駄目とは言わない。だが、とにかく話し合いが必要じゃないか?」との、返事だった。

伊江島
伊江島 

東シナ海に沈む夕日
沖縄本島本部:東シナ海に沈む太陽 



トクちゃん?
トクちゃん夫?


古宇利大橋
古宇利大橋

海中道路
古宇利島へ向かう海中道路





沖縄本島での合流の日、一ヶ月ぶりの再会になんとなく照れくさい。
友人達とも合流し、なかなか話が出来ないまま夜が更けていった。

夜中に目が覚め、寝ている夫をそっと起こした。
夫が希望した本部町(もとぶちょう)の海辺のホテル。
北部へ向かう途中渋滞で夕焼けを見逃してしまったが、夜空に広がる星空はきっときれいなんだろうな。
でも、真夜中の海岸へ一人で出かけるのはさすがに怖かったので誘った。
こんな私のわがままを聞いてくれたのは、二人でじっくり話す必要があると思っていたからだと思う。

光源の少ない海岸では降るような星が輝き、
お誂え向きの流木に腰かけ、お互いの想いを語り始める。

夫は結婚生活を振り返り、不満は無かったと言ってくれた。
そして、石垣島単身移住を100%納得しているわけではないとも言った。
私はひたすら移住に向けての自分の思いを話し、救われた命を移住して活かしたいと訴えた。

そして、

「もしかしたら、あのまま沖に流されてしまっていたかもしれない。
生きていられる現実を受け止めて欲しい。
と、最終的な言葉を口にしていた。

そんな、話の中で流れ星がひとつ流れて消えた。

翌日からも、本部半島を中心とした観光を楽しみながらいろいろ話し合いをした。
他の誰より二人で居られる時間が一番気兼ねなく、楽しめることをお互いに実感した。
3泊4日の合流の後、単身沖縄本島に3泊の滞在し、茨城の家に戻っていった。


 
写真撮影:トクちゃん
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