海水浴場や近海に出かけるときは、キケン生物の知識や応急処置などの方法を覚えておくように心がけましょう。

【ゴンズイ】

海にいるナマズの仲間です。たいがいは数十匹から百匹ぐらいの群で泳いでいます。背びれの一番前の棘が強い毒を持ちます。

胸鰭と背鰭のそれぞれの棘に鋭い毒腺があり、刺されると激痛がする。

釣りなので釣り上げた時に知らずに素手でつかむことはやめましょう!

【応急処置】
目に見える大きなトゲは取り除き、40~50度程度のお湯につける。ビニール袋にお湯を入れ患部に当ててもよい。

後は至急病院へ行き手当てを受けて下さい。

【ミノカサゴ】

背びれと腹びれ、尻びれに毒をもち動きはゆったりと泳ぎ人間が近づいてもあまり逃げません。

ミノカサゴに刺されると激痛に襲われるます。そして、患部が赤く腫れ上がり、目眩、吐き気を催します。死に至ることは、ほとんど無いよですが注意に越した事は在りません。

【応急処置】
目に見える大きなトゲは取り除き、40~50度程度のお湯につける。ビニール袋にお湯を入れ患部に当ててもよい。

後は至急病院へ行き手当てを受けて下さい。

【オニヒトデ】

南方系のヒトデで、珊瑚礁に棲む。腕の数が11~16本もあり、大型で全身に棘がある。

体の下側の真ん中にある口から胃袋を出して消化液を分泌し、生きているサンゴを食べる。棘には毒があり、ヒトも刺されると危険である。

【応急処置】
目に見える大きなトゲは取り除き、40~50度程度のお湯につける。ビニール袋にお湯を入れ患部に当ててもよい。

後は至急病院へ行き手当てを受けて下さい。

【ガンガゼ】

ガンガゼは黒い体と異常に長い棘を持つウニで、大きく見えますが体の本体である殻は直径5㎝以下と小さく、長い棘のおかげで大きく見えます。

ガンガゼの棘には毒があり、これが体に刺さるといつまでも痛みます。

【応急処置】
目に見える大きなトゲは取り除き、40~50度程度のお湯につける。ビニール袋にお湯を入れ患部に当ててもよい。

後は至急病院へ行き手当てを受けて下さい。

【ラッパウニ】

直径10cm の大型のウニで体表一面に毒をもつラッパのようなトゲ(叉きょく)があります。

ラッパウニは浅海にすみますが、その表面にいろいろなものをくっつけて自分の存在をカモフラージュしていることが多いようです。



【応急処置】
目に見える大きなトゲは取り除き、40~50度程度のお湯につける。ビニール袋にお湯を入れ患部に当ててもよい。

後は至急病院へ行き手当てを受けて下さい。

[ 資料提供:八重山福祉保険所 ]