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私は、八重山に来たときからなぜだか【西表島縦走】はしないといけないという強迫観念を持ち続けていた。来たからにはしないといけない、と。今考えるとなぜそんなことを思っていたのか自分でもよくわからないが、実際に行ってみたのちの今、もう一度あの滝【マヤグスクの滝】に行かないといけない、と思っている。
きっかけは、私の八重山の友人が6人のパーティを組んで西表島縦走に向かったことだ。
その友人は行程2日目、豪雨に襲われ引き帰さざるを得なかった。
そして、悔しそうに
「絶対、リベンジしてやる!!」と憤慨していた時に「じゃあ、今週末行く?」と私が声を掛けたことから始まった。
私は登山なんてものはほぼやったことがない。
ただ、バックパックを背負って長いこと世界中を旅をしていたことがあったので、よほどのことでない限り動じない神経の図太さと、なにがあってもへこたれない根性だけは自信があった。
急遽決まった縦走に集まったメンバーは「リベンジに燃える人」G、「風のような旅人」けんちゃん、私の3人。 さみしくも全員登山素人。
しかし、今考えると3人というのはベストの人数に思われる。
2人の場合山中で1人が歩けないような怪我をしてしまった場合の対処に困る。しかし、3人いれば残りの2人でなんとか抱えるか、1人が戻って助けを呼びに行くことも可能だ。
3人以上の場合はというと、各々の体力の違いにより隊列が長くなり身動きが取りにくくなってくるのだ。
さて、装備といえば、あり合わせやどうしても必要なものは買うか誰かから借りてきた。行き当たりばったりだがなんとか体裁を整えることはできた。
こうして思いつきと勢いだけで私の念願の西表島縦走は始まった。 |
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