台風7号も過ぎ去り、八重山では青空が広がって更に暑さが増したように感じる一日だった。
石垣港では、「海の日」にちなんで「みなと」の果たす役割をみんなに知ってもらおうと「石垣港みなとまつり」が開催された。
夏休みに入って初めての連休ということもあり、子どもづれの島民、観光客、たくさんの人で賑わった。
午後1時昼の部の開始とともに、港クルージングとヨットセーリングの受付開始。
港クルージングは人気があり15分あまりで受付終了。
小学生対象で3年生以下は保護者同伴のため親子での参加が目立った。
ヨットセーリングは小学4年生~6年生対象…ライフジャケットをつけて整列し、ヨットに乗り込む子ども達の姿はとても勇ましかった。
また旧離島桟橋前では、OPデンギーと呼ばれる一人乗りヨットを体験することができた。
4艘のヨットで1人30分程度…ヨットクラブのメンバーによる丁寧な指導の下、小中学生がやや緊張気味にヨットを走らせていた。
【離島桟橋東側】
離島桟橋東側
では沖縄の県魚ぐるくんともずくのつかみ取りコーナーで盛り上がりを見
せていた。
午後2時より受付開始、全部で8回…1回の定員はぐるくんは15名、もずくは10名だったが
どんどん予約の表がうまっていく程の人気ぶり。ぐるくんのつかみ取りでは、1週間前から
およそ800匹のぐるくんが準備されていたとのこと。
2m×7m程の大きさの水槽のなかスイスイと泳ぐぐるくん、そのまわりには開始を今か今
かと待ち構えるこどもから大人まで、100名あまりの人が集まっていた。
制限時間は5分で1人5匹まで「7人家族のひとも、5匹で我慢してね~」の声に会場からは
大きな笑いが起きた。始まりの合図と共に、子どもたちは懸命にぐるくんを追いかけて水浸し…周りの親もビニール袋を片手に
ヒートアップし気がつけ
ばびしょぬれになっていた。
「今夜の夕食はぐるくんのから揚げだねぇ~」と満足そうな親子の笑顔が印象的だった。
もずくは全部で270キログラム用意されたとのこと。こちらは子どもから年配の方まで様々な年齢層で、ビニール袋を手にはめて
器用にもずくをすくっていた。
【ターミナル】
ターミナル
内では石垣港パネル展が催され、大正13年の木造桟橋から現在の離島桟橋
の写真や港の役割などがわかりやすく展示され、日本最南端の重要港湾である石垣港に
ついて多くの人が熱心に見入っていた。
【浜崎マリーナ】
また、浜崎マリーナでは海上保安庁の「巡視船はてるま」が一般公開されるなど様々な
イベントがあり、『海の日』にちなんだ催し物らしく、石垣島の海を楽しむ姿があちらこちらで
みられた。
【離島桟橋】
午後6時からは「みなとの夕べ」が行われた。出店は全部で8店舗。
早いところでは1時過ぎから、徐々に屋台が組まれていった。
りゅうせきや美ら花グループ、石垣トラベルセンター、海人食堂、子ども会連合会、子ども達
のテニスや野球のクラブなどなど…
屋台では定番の焼き鳥・たこ焼き・焼きそば・ポテト・わたあめをはじめ、珍しいところでは
イカ墨やきそば・マンゴプリン・カットパインなど石垣ならではのメニューも見られ売り手も買
い手も活気にあふれていた。
海上、にぬふぁぶしの甲板デッキでは、當間武三の司会により地元沖縄・八重山を代表する歌手らがライブショーを行い会場を盛り
上げてくれた。當間さんの愉快なトークで観客の間には大きな笑いと拍手がおこった。
目の前が海ということもあって「こどもとびーちゃーの手は離さんでねぇ」と笑いをまじえながら呼びかけがされたり、最前列では港
の文字のはっぴをつけたスタッフが事故のない様にと細心の注意をはらっていた。
日が落ちる頃には会場も熱気を帯び、ビール片手に多くの市民や観光客が海辺のイベントを楽しんでいた。
|